金属で作る印鑑

チタンイメージ

この前サイトで見たのですが、興味深いはんこがありました。
はんこと聞くと、たいていは木材や象牙でできているというイメージだったのですが、これはチタンでできたはんこです。

金属元素「チタニウム」とギリシャ神話の巨人「タイタン」の二つから名付けられたといわれているチタンですが、「永遠のあかし」の金属プラチナをも凌ぐ耐蝕性があり、イオン化しにくいノンアレルギー金属としても広く使用されています。

更に融点が高く、熱にもつよいので重化学工業でも宇宙技術・医療機器などありとあらゆる過酷な条件に耐える素材として現代で最も注目されている金属で、よくメガネのチタンフレームという言葉で聞いたことがある金属だと思います。

このチタンは銅に比べて半分の比重なので非常に軽い金属で、また耐蝕性があるので半永久的に錆びません。
そこで材料力学と人間工学に基づき、押印時の指神経と腕の筋肉の動きが最もスムーズにバランスよく作用する重量を追求し、捺印がしやすい絶妙な重量のはんこに仕上げることができます。

象牙を除く、黒水牛や柘(つげ)などの天然印材はきめがやや粗いため、若干、捺印時ににじみがでるのですが、これに比べると、純チタンは粒子そのものが超微細で、印材に適したきめの細かさをもっています。

そのため表面が滑らかで朱肉が均一にのり、印影面のゆがみがなく、表面がぴたりと紙面に接触するので、より鮮明な印影が得られます。
超微細な印面に朱肉がフィットし、その朱肉が紙にピタリと転写される朱肉離れの良さも長所です。

こんな近代的な実印っていいですね。

ページの先頭へ